運動好きな両親の元に生まれ、小学校時代は野球に明け暮れる毎日を過ごしていました。地域の少年野球チームのキャプテンとしてチームを引っ張りながらも、小学校のサッカーチームに入ることになりました。それは、各クラスのサッカーチームに自分の仲良しグループだけ入らないことに、母親が学校から頼まれたのです。嫌々サッカーチームに入ったので、練習はサボリ気味でした。
そんなある日、サッカーチームのエースが足を骨折し、なぜか一人で病院にお見舞いに行くことに。サッカーチームのエースとは、そりが合わなかったのですが、病室で彼から『面白いから読んでみて』と手渡されたのがマンガ“キャプテン翼”でした。言われるまま目を通すと、そこにはサッカーが上手になる秘訣が!!『ボールはト・モ・ダ・チ』、毎日サッカーボールを蹴っていれば上手になるという翼くんの力強い言葉に心打たれ、それからは毎日、家の前の壁に向かってシュートを練習し、休日の外食、一人ボールを蹴りながらレストランに向かうほどサッカーに夢中になっていったのです。
中学校ではサッカー部に所属し、チームの主将に抜擢されました。全国大会への夢を抱き、高校は都内のサッカー名門校に進学。しかし、レベルの高い周囲についていけず挫折、一時サッカーに身が入らない時期を迎えます。遊びに明け暮れながらもクラスメイトと先生に支えられ無事高校を卒業。
そんな様子を見るに見かねた市のサッカー協会の恩師のすすめで中学校のチームメイトと社会人クラブチームを設立。サッカーは11人のメンバーが揃わないと試合ができないのですが、メンバーの中には勉強や恋愛を理由にサボることが多く、副主将と協力して毎回メンバーを集め、チームをまとめました。この経験から、どうすればメンバーが自分についてきてくれるのか、どうすれば試合で勝てるのかということを意識するようになったのです。今思い返せば、サッカーを通して、ビジネスに役立つヒントをたくさん得ることができたと思います。
そして中学校の先輩からの紹介で働くことになったのが“IT業界”でした。私がこの業界に入ったのは、約20年前。当時はまだITという言葉もなく、Windowsは企業でもポピュラーではありませんでした。右も左も分からないまま、配属された大手銀行や大手損害保険会社のシステムを担当していく中で、周りの人からのサポートを受けながら、プログラムやソフトウェア開発の基礎を学びました。
当時のIT業界は3Kと呼ばれ「キツイ」「キビシイ」「帰れない」ということで有名でした。平日は、午前2時、3時まで働くのは当たり前でした。しかし、普通の人が寝ている深夜の時間に仕事をすることで、上司や同僚と深い信頼関係を築くことができたのです。
プロジェクトによっては、1ヶ月に300時間を超える労働を強いられることもあります。どんなに辛くても仕事を続けてこられたのは、趣味であるサッカーがあったからだと思います。大手企業に配属されても、いつも『日曜日だけは休ませてください』とお願いしてきました。それは、大好きなサッカーを楽しむため。週末に思いっきり体を動かしてリフレッシュすることで、平日のハードな労働にも耐えることができるのです。メンバーにも、『週末やりたいことをやるために、平日しっかりやろう!』と声を掛けていました。週末(せめて日曜日だけでも)はチーム全員で休む。延々と続く切れ目のない業務が多いIT業界において、自己管理とオンとオフの切り替えが大事なのだと思います。
その後、大手流通グループ会社で、チームリーダーとして人事給与システムの開発や導入支援を担当しました。プロジェクトの責任者として、クライアントであるエンドユーザーと「システムエンジニア(SE)」と「プログラマー(PG)」の仲介者として、両者の立場に立ってシステムを成功に導くよう努力しました。この仕事を通して、上流工程から下流工程の流れすべてを経験することで、いろんな視点からシステムづくりを捉えられるようになったのです。このころから、時代とともに進化し続けるIT業界に強い魅力を感じるようになり、一生、この仕事を続けていきたいと思うようになりました。
さらに、大手スーパーマーケットの人事給与システムでプロジェクトマネージャーとして、クライアントの意向をヒアリングし、直接交渉するような立場となりました。また、「クラウド」の開発・導入にも携わり、業務の簡素化、コスト削減などを実現しました。
現在は、大手物流会社でトータルネットワークシステムの構築に携わりながら、プロジェクトリーダーとして課題解決に取り組んでいます。
そして、2010年7月7日、仕事を通して築き上げたお客様との信頼をもとに、株式会社バイタルエリアを設立し、新たな会社として第一歩を踏み出しました。今後は、お客様の多様な要望に対応することを目指し、システム・ソフトウェアの開発や構築を支援しながら、画期的なサービスを提供していきたいと思っています。いつか、お客様やスタッフから『このチームと一緒にいることを誇りに思う』そんな声がたくさん集まる会社になることを夢見ています。
興味あるもの
「いつまでもチームメイトと楽しくやるサッカー」「勝負にこだわるサッカー」「海外はどうして上手なんだろう?=サッカーの育成」「人はなぜ組織で動くのか?=組織論」 「人はなぜお金がほしいんだろう・・・プロと素人が対戦する株式相場」「おいしいお鮨」 「イチローすごいねー=野球」
好きな食べ物・飲み物
エビ 蟹 お鮨 焼肉 午後の紅茶(ミルクティー) 瓶のコカコーラ 餃子 嫁の手料理
休日
もちろん自分でプレーするサッカー(現在所属は7チーム)
自分はプレーしないけど見るサッカー(好きな選手:ルーニー、木村和司)
家族サービスという名の食べ歩き
海外行くなら
住むならEURO2004で1ヶ月間滞在したポルトガル
子供を育てるならアヤックスユース(オランダ)
目標
自分達のチームが使える天然芝のサッカースタジアムをつくる
シニア世代(40代~)での全国制覇!
海外遠征して世界のサッカー好きな人と触れ合う
一言
下手でも続けていればきっといいことはある
続けていなければチャンスはない
人にチャンスは平等にあるから掴めるように日々努力
慈善事業
世界に少しでも貢献できれば・・・と思い「World Vision」に参加しています。